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部下を良い人財に変えるには「求めること」の本質に気付くことが大事

あなたは人を使う上で、1番何を心掛けていますか?

「他人」はあなた自身ではないので、時には裏切られたりするものです。

特に世間でありがちなのが、「無二の親友」に仕事のパートナーになってもらったものの、まさかの裏切りがあったり、仕事の考え方の違いなどで決裂したりで、うまくいかないのことも多いですよね?

では、人に裏切られない方法はあるのでしょうか?

雇われる側にとっての「対価」の真意とは?

「人材」は「人財」とよく言われます。
「人こそが財産」と言われるように、うまく人を使える人は、その使われた人が収益を生んでくれます。

しかし、その人の本心は実際は分かりませんよね?

その収益を生んできてくれるのは、その人にとって「見合った対価」があるからこそなのです。

あなたが雇われている時の気持ちを思い出してみてください。

あなたに仕事以上と思われる報酬をくれたら頑張りますよね?

そして、頑張るからこそさらなる結果で答えて雇用者も喜び、またそれに見合っただけのことを施してくれます。

このスパイラルに入っている間は、良い関係性を結べます。

しかし同じ好循環がずっと続くことは極めて困難なわけです。

人には、「バイオリズム」「些細な失敗」は付き物であり、そこからいろんなことが空回りするものなのです。

そして、その業種自体の「需要」なども時代の変化とともに常に同じではないのです。

雇用する側とされる側のバランスは、

「一定の良い関係が続けることの方が困難」

だと考えてください。
何故なら、対価を与えきれる限界値はあるわけで、どれだけ頑張ってもいつかはその天井で平行線の評価しか出来ないわけです。

すると、雇われている側は、さらに頑張ってきたにも関わらず、

「頑張ることが当たり前に取られてる」

と、今までのモチベーションで取り組めなくなったりしてしまうわけです。

さらに、経営が悪化した場合、その頑張りとは相反して、報酬を減らすしかなくなる結末を迎えるのです。

良い人間関係は「信頼」という名の対価があるから成り立つ

双方の思いが実現ための何か良い手立てがあるのでしょうか?

両者の思いは「互いに繁栄」して、
ずっと良い関係性を築けていければという願いは少なからずともあるわけです。

ポイントとしては、「報酬=対価」としてしまうところにあります。

当然、そこのポイントは雇用される側にとって1番重要なことであり、そこを評価されることが1番の喜びに変わります。

しかし、あなたがその会社で務めている理由はそれだけでしょうか?

私はいくつかの会社勤務を経験してきましたが、それ以上に「環境」が1番大切だと感じてきました。

そもそも、モチベーション無くして良い仕事って出来ないですよね?

人が仕事に取り組む1番のポイントは、

「自分をいかに必要としてくれているか?」

というところに尽きます。
当然、実入りの評価が「無言の証」ではあるかと思いますが、働くのも人、雇うのも人なわけで、仕事と言えど「仁」がそこにあるわけです。

会社も失敗する人間には到底任せられません。

「重要なミッション」

を与えることが最大の評価になります。
大げさかもしれませんが、それ失敗したら会社ごと沈むと考えた時に、任せられた側の「責任」よりも、

「任せた側の勇気」

の方が数倍すごいわけです。
もし、あなたが事業をされた経験があり、人を使ったことがあればこの気持ちって分かりますよね?

例え、そこに「対価」がついてきていなくても、ある程度の大人なら誰しもその意図を汲み取れます。

それが「信頼」というわけなのです。

良い環境は信頼が芽生えることで築き上げられる

もちろん例外は何事にもありますが、まず自分のことを信頼されることが嫌な人はいません。

素直に嬉しいのです。

信頼される側の立場が嬉しいと同時に、

「信頼する怖さ」

と雇用する側は常に持っていることも事実です。

何故なら、雇われている側は、絶対に経営者とは同じ温度で物事を考えているからではないからです。

そして、雇われている側は冷たい言い方をすると、

会社自体は「他人のもの」

と思っているからです。
これを経営者と同じ気持ちになれというのは無理なことであり、

「投資する側とされる側の違い」

は、絶対に越えられません。

雇用する側には「責任」があります。
雇用される側には「信頼」が必要です。

「守ってもらえる」という気持ちが形として伝われば、「信頼してついていく」という気持ちが芽生えるわけです。

これは報酬などの「目に見える対価」とは異なり、「目に見えない対価」にあたるので、非常に難しいとは思いますが、
長く繁栄し続けている中小企業などの職場や経営理念などを見ていたら、その会社の沿革が分かってくるものなのです。

そういった職場は人の入れ替わりがあまりありません。

働く人にとっても働きやすい職場なのです。

すごく小さな会社でも「福利厚生」がしっかりしているところなのは、雇う側が雇われる側の保障をしっかり考えている証であり、
雇われる側にとって「大きな安心」を得られているという気持ちになるのです。

互いに「相手を思う」関係性が築ける環境が最高の対価なのです。

対価には「最高の居場所」も含まれていることも知ろう

時代は段々とロボットをはじめとする「機械」が人間とともに働くようになってきました。

「AI」という文字も頻繁に目にするようになったこの時代ですが、まだまだ人だからこそ成せるものが圧倒的に多いわけです。

人には互いに喜び合う「達成感」という気持ちを共有する生き物なのです。

誰もロボットと打ち上げして祝杯をあげようとも思っていないわけです。

人がより良く生きるために支えあって発展を望むわけですから、そこには互いの思いなどを共有しあえることも「仕事の一環」なわけです。

人を雇い、1つのことを成功させるためにはもちろん自分の得だけを考えてはいけません。

かと言って、喜ばせようと思い、飴ばかり与えることも良くないわけです。

子供と同じで、大人とて何歳になっても

「認めてもらう喜び」

が常にあります。
それは人が生きていく上での支えであり、自分がその環境においての「存在価値」を確保することで、自我を保てるわけです。

人間社会の形成にはやはり「人間」が主役になるわけで、雇う側も雇われる側も、

「尊重する気持ち」

が汲み取れる環境にあれば、人が人を呼び、1日でも長く繁栄し続ける組織(集団)であり続けることが出来るのです。

歯車はちょっとしたことで噛み合わなくなり、噛み合わなくなりだしたら修正は困難になります。

1つだけ確実に言えることがあります。

「自分の居場所」

です。
人は自分の居場所がなくなれば卑屈になります。
雇う側が絶対に忘れてはならない条件なわけです。

まとめ

雇う側は「責任」があります。
雇われる側には「任務」があります。

雇う側は「良き人材(=人財)」を求めます。
雇われる側は「対価(認められることも含めて)」を求めます。

「お金」だけを対価とした場合、長く継続することは難しいでしょう。

雇う側が1番努めないといけないところは雇われた側の「居場所」を確保してあげることです。

それが出来ていれば必ず「信頼」へと変わるはずですよ!

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