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日本はストレス大国!?海外から見た日本人の「ストレス」と解消法♪

「ストレス」という名の正体

私は1990~2003年までの14年間、海外を中心に生活してきた。その中で芸術活動を行う際に特に取得出来るビザがなかった。

「滞在ビザ」「就労ビザ(商用ビザ)」「学生ビザ」「宗教ビザ」など他いくつかビザをいう「査証」を利して、海外長期滞在を刊行することが出来る。世界の芸術家達の多くは芸術活動をすることにあたり「滞在ビザ」を利して活動出来ればいいのだが、それにはある一定額以上の資産が必要でその証明として財産がどれだけあるのかという通帳の中の額が重要視される。

当然、私を含め多くの仲間達はそれは不可能に近い。(もちろんそれを証明出来る例外の存在も居るが)そうなれば、長期滞在を刊行するために取得に走るのは「学生ビザ」となる。なので、多くの仲間達は学生ビザの取得をし、短時間でも労働取得をするために同じ目的でそこに根付く人も稀ではない。もちろん、目的は学生ビザが主ではない。だが、そこに身を置くことで海外から見た「日本」のある現状を知ることになる。

海外のカフェテラス

「ストレス対処法」とは?

それは学生のために入学するためのオリエンテーションでの紹介施設の内容だ。実際には1週間の講義の数は多くなく、私の中ではシンプルかつ合理的な時間の組み方のように捉えた。それは放課後以降の時間こそが「重要」であることが分かった。「ゆとり」の時間が多く設けられている。

講義の占める時間に負けず劣らずの時間と何よりも「スポーツジム」などの学内にある施設の充実化や「趣味事に携わる支援」が日本にはないぐらいにバラエティーに存在する。この時間に関するオリエンテーションの説明には「ストレス大国・日本」が背景に取り上げられており、海外から見た日本人のイメージは勤勉かつ真面目さらには治安の良い国を掲げる世界の中でもトップクラスな先進国が認知されている以上に、「働き過ぎ」が取りざたされている点だ。

以前、私はある発言で経験があるがゴールデンウィークの話題で、ある外国人に「ゴールデンウィークってどれだけの長さがあるのだ?」と訊かれた際に、「7日~10日ほどかなぁ?」と答えると、「はぁ?」と驚かれた。アメリカでいうとハリウッド俳優などでは、大切な家族と過ごすために最大半年ほど休暇を取ったりするらしい。

ゴールデンウィークというからにはどれほどの長期休暇なのだろうと思わせることが実際のイメージのようだ。確かに多くの時間を発展のために費やし、多くの人力がそこに尽くしてきたからこそ今の日本があるとも言える。それは発展のスピードが物語っており、あらゆるもので世界をリードしてきた実態があると思われる。但し、それと引き換えに日本は様々な代名詞の「大国」が命名されてきた。「ガン大国」でもあり、「ストレス大国」という呼ばれ方も実際されている事実だ。

頭を抱える男性

ガンとストレスの関係

ガンは、基本「食生活」と「ストレス」が圧倒的な原因だ。ストレス大国だからこそガンも急増した背景があることは否めない。長寿国の背景は医療の発展があるからこそで「ガンでも死ぬ確率は早期発見により改善された」だけのことでガンの罹患率は上がり続けている。長寿化することにより、介護者の数も増え、老々介護が最も多い国という側面も持つ。「ストレス」という課題に関しては、別角度からも襲い掛かっている近年の状況もある。これは日本だけに限らない話題だ。

2019年以降、世界で猛威を奮う「コロナ」だ。今となってはマスク社会が当たり前となった。日本は極めて重症化する率が世界の中では低いとされる一方、過敏になりすぎて一向にコロナ態勢のルールから解除されないことにストレスを抱えている人も少なくない。何でも昔からそうだが、「先駆者」となることすなわい発明家が日本には少なく、発明後進国のイメージはまだまだある。

最善と思われるものが発明されたことによるコピー再生能力は日本人はずば抜けており、それを量産していくことは得意だ。でも、それは同時に他力本願的な部分も兼ね備えており、それらが現れるまで成す術がない態勢は今もあまり変わっていない。「コロンブスの卵」を生み出しにくい日本の特徴だ。

日本は海外諸国とは別の観点から裕福ではなく心が貧しいのかもしれない。不平不満は他国に比べて生活水準では勝っているのかもしれないが「世界一幸福な国」として有名なブータンはどちらかというと貧しい国だ。ストレスの原因を生み出しているのは「日本人の幸せ水準レベル」が高いことと、金銭的な面で実際実現出来ないものに付随し、それを補うために「働く」ことに時間を費やして生きることへの「ストレス」が他国に比べて圧倒的に多いのかもしれない。では、そのストレス対処法の考え方として何が適切で何が最善なのかを次の議題で考えていこう。

薬と聴診器

ストレス対処法の考え方

上記のような経緯から日本全体でいうとストレスの種類が増えたと考えている。数以上にストレスとなる要素が増え、それに比例してストレス保持者も増えたことであろう。

日本に居る時にはストレスこそあれどそれは「特別」とは感じなかった。何故ならそれは「日本に居る」からこそ見えないだけであって、その時は世界を知らないからこそ「他国との比較」など全く考えたことがなかったからだ。海外に身を置き、海外の人間が講じるからこそ初めて感じる感覚で、日本に居た時の「当たり前」が当たり前じゃなくなったからこそ感じたことだ。

日本はコロナにより、多くを学んだ。それは今まで通りの生活では生き抜くことが出来なくなったからだ。民族性の性質上では保守的な人種だと思う。
但し、いつ亡くなるかという脅威を晒されることと自由を奪われたことにより、今までの日本に無かった「環境における適応性」を個々が考えるようになったようにも感じる。

様々な良い面では、通勤回避、オンラインによる移動時間からの解放、ITの発展により商談時間を定めて場所の移動がないこと、健康への執着、家族との時間など、現代社会の中で、日本が失ったものを取り戻せたりしている側面もあり、全てが悪い面ばかりが露呈したわけではない。

将来だけを見据えて生きてきた人間の「今を生きる」考え方も以前より増えた気もする。ポジティブな考え方だと言われればそれまでだが、良くも悪くも変わったことには変わりない。その中で「コロナ時代の中の生き方」の一環に趣味を持つ人が多くなったことも事実だ。それは気づかなかった「当たり前のストレス」から目に見えて分かる「限られた生き方のストレス」に変わったからこそ人は楽しみを見いだしたのだと思う。

これこそが個々が自発的に考える「ストレス対処法」で、2025年問題も含め、「これからをどう生きるか?」が本当に重要視され、まだ先だと思われていた時代がすぐ目の前まで来ているからだという現実に迫られているからだということが大きな理由だと思う。

ストレス解消

様々なストレスに対する対策法

最近は昔以上に「朝のマラソン」など含め、走る人が多くなった。それは「お金を極力使わない趣味」「健康に良い活動」「ダイエット」など、今の多くの人が考える要素がそこに詰まっているからだと思う。

私の知人でもずっとそれを継続している人がいる。その人の答えはこうだった。「最初は億劫にも思ったし続かないと思った。だけど継続するとそこまで大変と感じることもなく、実際には気持ちいいなと感じることが出来たから」と。趣味でなかったものが「趣味」へと変わる。これは非常に重要なことだと感じる。

人は楽しいだけが趣味でない傾向がある。それは「達成感」に駆られること。私からすれば山登りをされる方などそうかなと客観的に思う。それ自体は凄く大変だし疲れるものだと感じる。「何のために?何が楽しくて?」と趣味でない人からはそう思えてならない。それも同じく「達成感」が大きいのではないかと感じる。

あとは社会にはない人と人との「爽やかなふれあい」「助け合い」なども人間関係に疲れた人などにとっては大きな楽しみなのではないかなと想像してみる。本題に戻るが、人はこんな世の中だからこそ「生きる楽しみ」を見いだし、漸く「ストレス対処法」を考える今の時代がやってきたように思う。

朝のマラソンコース

まとめ

ストレス対処法は決して「人から講じられる」わけでもなく「自分自身で発見し、それを自分で楽しみと感じれるように構築していくこと」だと一言でいえば今回の議題の答えになるかと思う。人がこの世に生まれてきて、この世を去るまでの間に、いかに自分自身にかかる世の中の付加を回避し続け、ぶつかってもそれをそう感じないように生きるかが今の私たちに最も重要な課題だと思う。

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