貴方にとってのリラクゼーション方法は何ですか?
そう聞かれてどのような返答をしますか?そもそもリラクゼーションとは何だろうと気にしたことがなかった。なぜなら『リラクゼーション』という言葉がいつからか普通に聞かれるようになったり使われているからです。
ではここで『リラクゼーション』の言葉の定義を確認してから話を始めたいと思います。ウィキペディアによると心理学におけるリラクゼーションとは、生物の感情状態が低緊張であることであり、その状態では怒り、不安、恐れなどを原因としうる覚醒をしていない。オックスフォード辞書によればリラクゼーションとは、身体と心が、緊張と不安から解放されているときであるとか書かれています。
感情状態が低緊張である状態というのは人それぞれ個人差がありますので、その状態を何で得るかも様々なような気がします。そう考えると目の前にいる人はどんなリラクゼーション方法で自分を低緊張状態にしているのかとても気になってきました。
様々なリラクゼーション
ひとえにリラクゼーションと言っても様々。癒やしの音楽がリラクゼーションに繋がる人もいれば反対にロックや機械的な音が自分にとってはリラクゼーションになるという人もいます。また、リラクゼーション施設も非常に多くあり、エステから整体、カイロプラクティック、温泉、サウナ、自然の中に身を投じること、などもあります。
音楽を聴いてリラクゼーション、温泉やサウナに入ってリラクゼーション、エステや施術を受けてリラクゼーションする、お酒や美味しいお食事を味わうなど多種多様あります。様々な刺激で高ぶった心や疲れた身体を低緊張にし自分が本来持っているリラックスした状態に自分を戻すことを目的として行動する行為と言えそうです。リラクゼーショングッズも巷にたくさんあります。見るだけで癒やされるもの、アロマオイルやボディクリーム等でリラクゼーションを感じることもあります。
自宅で一人で味わう人もいれば、気の合う友達や仲間といるのがリラクゼーションになる問い人もいたり、エステ等で施術を受けてリラクゼーションをする、自然のあるところに出向きリラクゼーションするという方もいます。
ストレス発散とリラクゼーションの違い
ここまで書いてきてふと思ったことがあります。それはストレス発散とリラクゼーションは似ているようで大きく異なることです。
リラクゼーションは先にも書いたように感情状態が低緊張にある状態を表します。それにくらべストレス発散の一貫で行う動作は感情を高揚させたり、緊張感を高めてから解放させたりと高緊張状態を作り発散させるとい点が大きく異なります。身体が何かしらの刺激や影響で得た高緊張によるストレスがたまり身体にそれが溜まり過ぎると身体はストレス物質を排出しようとします。そうしないと身体は知らず知らずのうちに疲弊してしまうからです。ストレス発散のためにリラクゼーションに行くということはあってもそれは高緊張を低緊張に持っていくためのツールの1つと言えます。交感神経の興奮が抑えられ、副交感神経の働きが優位になっている状態をたくさん作ることも大事になります。
ストレス発散と言えばたくさんの例が出てきます! ドライブ、カラオケ、スポーツ観戦、飲食、旅行等、どちらかと言えば身体を使って動くものが多くなります。身体に負のエネルギーを動くことで発散させるからだと思われます。 リラクゼーションは負のエネルギーというよりも自分が使ったエネルギーを本来の状態に戻すために休息をとったり、マッサージを受けたりや癒やしの音楽を聴いたりすることで神経やリンパを整えることのように思います。
リラクゼーション=整える
ここ最近、よく耳にする言葉に『整う、整える』があります。
流行りのサウナ愛好者いわゆるサウナーから派生した言葉だが、自分の心身をサウナという閉鎖された静かな空間で汗を流し整える。20年前位のサウナはなんとなく中年サラリーマン(男性)が身体を鍛えたり、ステレス解消のために通うというイメージでした。しかし今は北欧テイストのサウナが日本の若者の間で流行し、都内やその近郊に多くのサウナ施設が出来ました。
熱いサウナとそこから出た後に入る水風呂で温寒のギャップを楽しむことで体温を整えることが快感となりサウナというリラクゼーション施設に通う人も少なくないようです。リラクゼーション施設の1つであるサウナが流行るのは老若男女問わず、自分の心身をニュートラルに保ちたい、平常心でいたいという表れのように感じます。特に最近の30代以下はいかにしてニュートラルでいられるか、怒るという行為を無駄と考え、出来れば避けたいと思う人が増えていると言われています。怒るならその感情を自分だけで静かに整えたいという人が増えているとも捉えられます。
リラクゼーションツールで至福の時を
皆さんのリラクゼーション方法は何ですか?
私のリラクゼーション方法はひたすら眠ること。締め付け感のない部屋着でベッドの上でただゴロゴロするだけという気軽なリラクゼーション方法です。とにかく身体をベッドに預け休ませることで緊張状態を低緊張にしフラットにしたいという感情から来ています。不安や緊張を寝ることで回避し、次の行動をニュートラルな状態で迎えられるようにしているとも言えます。
そのため、リラクゼーションのためもありベッドだけは納得するまでに厳選して購入しました。スプリング1つとってもメーカーにより全く違います。硬すぎても柔らか過ぎてもしっくりこない。毎日のヘッドでゴロゴロする時間が一番の至福タイム。自分が緊張せずにいられるまさにリラックスした状態です。そのまま寝落ちしてしまうこともあり、眠りの深さを感じます。やはりリラクゼーションによる効果は大きいと思われます。
このように人それぞれのリラクゼーション方法があり、その方法によりリラクゼーションツールも変わってきます。コロナ禍により自宅で過ごす時間が多くなり、自宅でリラクゼーションスペースを確保したり、リラクゼーションツールを充実させたりと今まで以上にそこにかけるお金も多くなっているようです。
リラクゼーション市場はピンキリですが、これからの世の中、衰退することはなさそうです。なぜならこのリラクゼーションを求める人が減ることはないからです。小さなグッズから大きな施設まで大小様々なツールがありますが自分に合うグッズを見つけそれを使いリラクゼーションし至福の時を過ごし穏やかに生活したいものです。
自分のリラクゼーション方法を見つけよう
リラクゼーションは自宅で安価な物を使って出来るものから、ホテルやスパ、エステサロンといった上質で非日常空間で行われるものまで幅広くあります。どちらにしてもゆったり、リラックス出来ることに変わりはないように思います。ここは個人の経済状況にもよるところだと思いますが日常的に利用する人もいれば特別なご褒美という時だけ利用する人もいます。利用した人は効果の有無を感じやすい人もいればそうではない人もいます。これは自分の緊張状態のレベルによるからです。また、どんなリラクゼーションをして自分の緊張状態を整えるか、感じ方も全て人それぞれです。
自分がどんな状態になるとリラックスしている状態と言えるのか、どのスタイルのリラクゼーションが良いのか?場所は?どんな時間が良い?自分でする?施術を受ける?等々、まずは自分のリラクゼーションスタイルを確立し、自分がリラクゼーションを必要とした時にすぐにでも対応出来るようにしておくことが大事です。複数のリラクゼーションスタイルがあるとよりよいですね。
まとめー自分の身体を大切に
兎にも角にも、自分の身体の変化に気づき、その都度、対処することが大切になります。
ちょっと甘すぎるくらいが今の世の中、良いのかもしれません。働き方改革などもあり仕事とプライベートの切り替えもしやすくなった時代。仕事の緊張感を引きずることなくプライベートタイムを充実させ人生100年時代を軽やかに生きていきたいものです。
さて、私も新しいリラクゼーションサロンに体験にでも行ってみようかなぁ。